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その日曜。『洗濯物を干す場所』が階段の上にあるとの話を聞いたボクは、
ハリボテのような細い階段を登ってみることにした。

ここ来る前は『そこに部屋があり家族が住んでいる』と思っていた。

たびたび家族が上にあがっていて、別の場所にある階段の上と、2箇所が
ここの家族の住居スペースとなっているのだと思っていた。ただし病気の
婆ちゃんだけが1階のベッドスペースで他のルームメイトと寝ているのだと。

でも、階段の先に部屋はなかった。かわりにあったのはテラス。いやテラス
というオシャレなイメージは微塵もない。ただ三畳ほどのスペースに雨を
凌ぐ為の屋根が付けられただけのエリア。ボクにつづいて登ってきた爺さん

『ここに部屋を作ろうと思っている』と言っていたが、

そんな事が出来るのだろうか疑問が残るほどの『ただの物干し場』だった。

ただ、よく見るとそこに物干し台はなく、更に隣の建物に張られたロープに
洗濯物を干すようになっているようだ。また炭を起こした跡も発見した。
そしてBSに置いてあった『真っ黒な鍋』とこの『炭跡』がボクの中で繋がり
ここが『炊事場』であることも分かった(※1)


そこから見る景色も異国情緒溢れるものだった。

隣には爺さんの長男が洗濯している姿が見えた。爺さんによるとそこには
彼の部屋があるみたい。1,2階でこそブロックとセメントで作られている
が彼のいる3階部分はトタンを貼りあわて作れられていた。

更に圧巻だと思ったのはその3階の上にトタンで作られた屋根があり、その
トタン屋根の上で『どう作ったのか4階が存在した』(※2)


その光景を感慨深く眺めつつ『またカメラ持って来よう』って心に誓う。
その後はまた下の階に降りてきたのだが、その際に爺さんに聞いてみた。

「(こっちの階段の)上には家族が住んでいるの?」

すると「見てみる?」と爺さん。こういったサービス精神があるのは、この
国の人たちの良いところの1つだと思う。もちろん見せてもらう。

2階部分は家族が住んでいるみたい。ドアは閉まっていた。質素なトイレが
あったくらい。そこから更に上にのぼる階段があり、そこが爺さんの部屋
らしい。本棚には英語の本などが30冊くらい。煎餅布団には蚊帳が取り付
けられていた。デング熱は蚊を媒介とするらしくこの国ではまぁまぁ大事な
ものかもしれない。

爺さんはその小部屋の窓を開いた。窓といってもガラスじゃないので小さな
ドアといった方がいいのだろうか??とにかくそこを開くとトタン屋根と、
その屋根の上でまだ洗濯をしている長男の姿が見えた。

『あっちにはどうやって行くのだろう??』

そんな疑問が芽生えたし、更にトタン屋根の上にある4階も気になる。

でも、あんまりアチコチと見て回るのも何だか悪い気がして、今回はここ
までにしようって思った。またチャンスは来るユックリと信頼関係を作って
からにしよう。そう思ったのでした・・・(つづく)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※1:フィリピンでは電気代が日本以上に高い。なのでIHヒーターや電子
レンジを使っている家は中流以上だろう。中流家庭も調理には主にガスを使う。
ただ下流や田舎では炭を使っている家が多いようだ。

※2:フィリピンではありあわせの材料で作られたバラックが多い。ここも
3階・4階はそういったものだ。いくら地震が少ないとはいえたまに地震が
あるらしいから、もしマニラで大きな地震がおきたが甚大な被害が出るのは
想像にかたくない。

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  • 20:09
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