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カレンダリアで食事を済ませたボクはいよいよベッドスペース探しを始めた。

大通りから脇道が2本。その先は縦横無尽に路地が広がっている。あまり奥に
行くと不便だろうし安全面で考えても通りに近い方がいいだろう。歩きながら
『ROOM 4(forの意味) RENXT』やら『BEDSPACER (MALE)』の看板を探す。

この国では地方から出稼ぎにきた人は親戚の家に転がり込むか、ベッドスペース
を探して住むことが多いようだ。もちろん部屋を借りるより安いからだ。

フィリピンの賃金は日本の約1/10。1日500円以下で働いている人も大勢いる。
(地方の賃金は首都マニラより低い)

テナントは『男女別』なのが普通で、仮に部屋を貸した場合でも家族と共同の
トイレとかは多い。もちろん下町だから。マカティーなどの都会では完全に
独立したワンルームとかの方が多いだろう。

しばらく歩いてみたが『看板はあるけど大家さんが不在』というケースも多く、
初日は不発でした。そして翌日。借りることになるベッドスペースと出会う。


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大通りから徒歩1分の距離に『ベッドスペーサーの看板』があったので、近く
いた青年に案内してもらい廊下の奥に向かう。廊下は屋内でありながら砂地で
『まだ工事中では??』と間違えるほど。

薄暗いその廊下を3メートル進むと目が白く濁った老婆がドアの前に座ってい
る。門番をしているのか暇だから座っているだけなのかは分からない。

「Magandang Hapon po(こんにちは)」と挨拶をすると老婆はユックリと
立ち上がってドアの奥へと案内してくれる。(さきほどの青年はどうやらこの
ドミトリーの住人らしい)

部屋には廃材で組まれた4ベッド(2×2)と小さなベッドには5才くらいの女の子
がお昼寝をしていました。ベッドはゲストハウスで見られるようなものではなく、
イメージとしては押入れに近いと思います。ベッドにはシーツはもとよりマットも
ありませんが、考えようによっては汚いマットがあるより『木のベッドだけ』の
方が清潔な気がします。シャワー室はもちろんボロいですが使うつもりはないので
値段だけ聞いてココに決めました(部屋のスペックは後日あらためて紹介します)


値段は1300ペソ・・・日本円にして約3100円です。

これはもちろん1泊ではなく月額です。しかも電気代や水道代も込みです。
(もっとも電気といってもライトと携帯の充電や扇風機くらいなものですが)

その他に敷金・礼金みたいなものがそれぞれ1ヶ月分いるみたいです。


次はこのテナントのスペックについてお話したいと思います・・(つづく)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大家さんとの契約をいたってシンプル。

いちおうIDは確認されたもののコピーはしないし、外国人だからといって
ボラれる感じもなく普通に歓迎してくれました。

たぶん・・・『これなら犯罪者でも潜伏可能』ですね。


おカネを支払い領収書を書いてもらう。カギは後日みたい。


日本人などが住むコンドミニアムと違い『1年契約でない』って所が便利
です。いっぱんてきにこの国は『大家さんに有利』にできていて外国人が
借りてだと『大家さんが吹っかけてくることも多い』

下町は観光客もこないので、基本的にそういうフィリピン人が少ないよう
な印象を受けています。このイメージが今後どう変わっていくかも楽しみ
ですけどね。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてこのベッドスペースのスペックをご紹介しますね。

■部屋

広さは推定20平方メートル。壁はコンクリートが半分剥がれていますが、
床はタイル貼りで、まぁまぁ清潔な感じ。もちろんエアコンはなし、冷蔵庫
なしで、小さな洗面台が1つあります。

廃材で作られたベッドが4つ。ちょうど2段ベッドを横に2つ繋げた感じに
なっています。ベッドの前にはカーテンが付けられています。部屋にはもう
1つ小さなベッドがありボクが最初に訪れた時には5才くらいの女の子が
寝ていました。この部屋以外にあと2部屋くらいあって家族がそこに住んで
いるものと思います。


■トイレ&シャワー

(小便くらいにしか使わないので気にしませんが) 薄暗く、水をタボで組んで
流す『フィリピンスタイル』です。シャワーというには難があるのはホース
が高い位置に設置されているだけでシャワーヘッドがないからです。

見た目はイマイチですが、良いところといえば『思ったより臭くない』こと
ですかね。ボクの知る限りフィリピン人の家のトイレは臭いことも多いです。


■ベッド

各ベッドには針金がカーテンレールのように張られていて洗濯物が干したり
できそうです。ボクの場合はベッドの奥にTシャツとトランクス。手前の方に
タオルとバスタオルをかけて目隠しに使うことにしました。

ボクの上のベッドを見ると着替えが置いてある他、小さな炊飯器がありその
住民が自炊していることが伺えます・・・『どんな人なんだろう??』

いまのところルームメイトであったことがあるのは初日に会った青年のみ。


■立地

大通りから徒歩1分。大通りに出ると1分でコンビニや市場があります。
バス停やジプニー乗り場も近くにあるので、徒歩2分といったところ。
更に徒歩3、4分でSMモール(大きなショッピングモール)があります。

ちなみにこのバス停からマカティーのアヤラ駅まで15分(高速道路を使う)
ですから、マカティまで20分で行けますよ。ただし渋滞があったら帰り
は大変でしょうけどね。


■住人

大家さんは老夫婦。むかし軍隊にいてその後ビルのメンテナンスなどを
してたらしい『サントス爺さん』。奥さんはかの有名な元大統領夫人と
同じ名前の『イメルダ婆さん』。むすこさんは高校生の先生をしている
らしく、推定30才で独身のジェリーさん。あと5才くらいの女の子。

その他にルームメイトが今のところ青年が1人。これからどんなキャラ
が現れるのか楽しみです。


当面は昼間におとずれて『昼寝』したいと思います。
MA(シェアハウス)にもすうぐインターンの子が来てくれるので落ちつい
たらもう少し時間を伸ばしたいと思います・・・(つづく)

「部屋はみつかった?」

ジュリーは覚えていてくれたみたい。食堂を訪れたボクは料理を注文する間
もなく聞かれた。この子は決して裕福ではないが着ている服のセンスが抜群
にいい。推定日給500円のこの子がオシャレなのはきっと先進国から流れて
くる古着があるからなのかもしれない。

「うん。見つかったよ。すぐ近くのベッドスペース」
「どこ??」・・「あの辺」・・「わからない」・・「うーん説明できない」

・・・場所の説明をすることも満足にできない。


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ボクの英語力もそうだが、このエリアで働いている人達はあまり英語が上手
ではない。もちろんボクのタガログ語はまだ初心者レベルなので論外だ。

フィリピン留学が注目されるようになって『フィリピンは英語を話す人口が
世界第3位』だとか、さかんに『フィリピン人の英語力は凄い』といった事
が言われているが、実際には学歴などによって能力には大きな差がある。

とはいえ下町の食堂でも『簡単な英語が通じる』というのは便利だと思う。

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場所は説明できなかったが、家賃が月1300ペソだということは伝わったと
思う。それが高いのか安いのかは分からない。少なくともボクがその位の
所に『住む必要がある人』だというイメージは伝わったと思う。


本当のところは『住む必要がある』のではなく

『住んでみたいから住む』のだけども・・・。


そしていつものようにハロハロを食べ、ベッドスペース(以下 BS)に向かう。


いちおう荷物を持ってきた。

『今日はBSで昼寝をしてみよう』・・・(つづく)

 

1月某日。ここのところ晴れた日が続く。しかも暑すぎない11月〜2月は
マニラがもっとも過ごしやすい時期だ。

僕は昼過ぎから本拠地であるMAでまとめた荷物を持ってベッドスペース(BS)
に向かった。持ち物は以下のとおり。

・黒いボストンバッグ(チャックが壊れている) ・Tシャツとトランクス各1
・ウエットテッシュ ・最小限の洗面具 ・プラスチックのコップ2個
・バスタオル ・タオルケット ・タオル ・枕 ・アルコールスプレー

当初はチェーンロックで鞄にカギをかけようと思っていたが、鞄自体が壊れて
いる事に加え『そもそも貴重品は持っていかない』のでやめた。ちなみに普段
バックパッカーとして旅行する時には鞄にカギをかけ更にワイヤーロックで柱
に固定している(盗人が出そうな宿の場合)

ボストンバッグのポケットに『100ペソ札を1枚』あとプラスチックのコップ
には歯ブラシと『小銭15ペソほど』を入れておいた。これには理由がある。


『コソ泥がいるかをチェック』する。それが理由。


あとはベッド(廃材にベニヤ板をしいたもので耐久性は十分)にアルコールを
吹付け、タオルケットをシーツ代わりに敷いた。バスタオルとタオルは目隠し
にちょうどいい。

その日はそれで終了。1日だけでは分からないが、カネに飢えている人が
いたら、そういった小銭であってもなくなるだろう。もしくは探られた跡が
残る。でももう少し入れておいた方が良かったかも??

それらの小銭はしばらく放置して『ときどきチェックしようと思う』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その日はイメルダ婆さんは少し見かけたくらい。で他には誰もいない。

『早くルームメイトに会いたいな☆』

・・・そんなことを考えつつ、あまり大勢に会うと名前が覚えられないので
少しずつの方がいいのかも??

そうこうしているサントス爺さんが部屋に入ってきてボクに気づき話しかけて
くれた。「いつきたのかね??」とか軽い話をした後でドアのカギをくれた。

ボクはキーチェーンにそのカギを追加しながらこんな事を考えていた。

『深夜から早朝の出入りは避けよう』

なぜなら、ルームメイトと顔見知りになって事情が分かってからならいいが、
深夜に知らない人が入ってきたらフィリピン人でも怖いと思うから。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カギをもらってからはサントス爺さんは『過去の職歴について』話をはじめた。

『ワシは昔、軍隊にいてなぁ〜(うんぬんかんぬん:言葉が通じてません)』

更に『ビルのメンテンナスをしていたころがあってなぁ〜(同じく理解不能)』

なんとか分かったことは、この部屋の工事、例えば壁塗りやコンセントの設置
など、ほとんどを爺さんが手がけたらしいこと。そういえばフィリピン人向け
の安いドミトリーにも関わらず『各ベッドにコンセントが付いている

・・・意外に快適なBSみたいですココ。


ただし爺さんの話が終わりません。訛りのあるデタラメな英語を混ぜて話して
くれるので、ほとんど意味不明です。どうせ分からないならタガログ語で話し
て欲しいと思うくらい・・・ここに来た目的の1つは『タガログ語の習得』だ
ったりするもんで。


それもこれも『ボクがまだタガログ語を話せないから』だと思うことにした。

ボクが話せるようになってきたら、相手も無理に英語は話さないでしょう。

きっとボクが上手に話せるようになれば

『相手も国籍を意識せずに接してくれるようになる』

そう思います。そしてそれを目指します。

『本音』はその先にあると思うから・・・・(つづく)

 


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