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廃材とベニヤ板のベッドで作られたベッドで目が覚めた。

ここはマニラ、ビクータンの下町にあるベッドスペース。まだ探り探りの
下町生活も開始から1週間が経過した。治安はまったく問題ないレベル。
これは大通りから近いことなどが関係しているのかまだ分からないが、ここが
貧困層が住むスラムではなく、庶民の暮らす街だから平和なのかもしれない。

サントス爺さんは今日もセメントを壁に塗っている。『大勢でとっとと仕上げ
早く人に貸して収入を得る』という発想はないようだ。と自分のことを棚に
あげてみる。

ここ数日ここで寝てて感じたのは、

『固いベッドは寝心地が悪い!』

ってこと。当たり前と言えば当たり前なのですが、ルームメイトのベッドを
見ても特にマットらしきモノは見当たらず『彼らにとっては普通』らしい。

たぶん小さな頃から『板間に雑魚寝』で慣れているのだろうと思う。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、このブログを見た読者の中にはこれは『フィリピン最下層の生活』だと
思った人もいると思う。たしかに日本の暮らしから考えると月額約3100円の
ベッドス
ペースは激安で、快適とは言えない。

しかし、それでもなお、ビクータンという普通の下町でしかも大通りに近い事
もあって交通の便は良く『まだココより安いベッドスペースはある』かなって
思います。状況から考えてそれは間違っていないと思うのだけど、それを確信
させる経験があった。

大家さんのお手伝いさんの家に遊びに連れていってもらった時のことだ。

その話はまたのちほど・・・(つづく)



 

大家さんのお手伝いさんの住んでいるエリアの話です。

2人組なのでまとめて『GA』と呼ぼう。GAの住むエリアはマルガイという所
で、スラムではないものの、複雑に入り組んでいて迷路のよう。なんどが家に
招待してもらったが、昼間でも薄暗く1人では夕方以降に歩きたくないと思い
ました。たぶん慣れれば何ということもないのでしょうがボクの借りたベッド
スペース(BS)は路地といっても車が通れる幅がありますが、ここはバイクでも
通行が困難です。

狭い通路を歩いていると住人の生活が覗けます。通路に面している家にはプラ
イバシーがあってないようなもの。また住宅街でありながらそこら中にサリサ
リストア(※)があります。またパン屋や屋台などもあります。特に屋台などは

商売なのかひと目では分からない

ということもあります・・・それほど小さいし、商売でなくても外で調理した
りしています(もう少し経験を積めば違いが分かるのようになるのでしょうか)

さてこのエリアも少し道幅の広いところがあります。そこにはフィリピンを
象徴するようなものがたくさんあります。何でしょうか??

『つづき』にひっぱるほどのネタでもないのでスグに言いますが、

『子供』です。パッと見ただけで20人くらいはいます。

『貧乏子沢山』とはよく言ったもので、それがフィリピンの大きな特徴となっ
ています。もちろんボクが本拠地にしているビレッジ内には『中間層〜富裕層』
が住んでいるのでこことは全く違います。

庶民は『小さな家に大家族』がデフォルトです。

他の途上国も人口増加はしばしば話題になりますが、この国の場合は宗教上の
理由も大きいようです。というのは国民の90%以上はキリスト教徒で

『避妊(コンドーム)や中絶をしません』

また中絶に関しては違法でもあるので『お金を積んで闇でする』しか方法が
ありません。それにしても、こんな大家族で同居しててボコボコ子供が増える
って考えてみたら不思議です。何がって??

『いつ、どこでするんだろう??』

いうまでもなく営みです。おおよその想像はつきますけど、これもボクの
語学力があがっていけば明らかにされていくことでしょう。彼らの生活は
日本で育ってきたボク達にとっては謎だらけです。

・日給500円でどうやって生活するんだろう??
・どんなトラブルがあってどう解決しているのだろう??
・子育て・教育方針などはどーなってんだろう??
・貧乏人と金持ちの差別意識ってどのくらいあるのだろう??

などなど・・・そういった興味もボクのタガログ語学習の原動力になって
ます。少しずつフィリピンの庶民に溶け込むのが当面の目的です・・(つづく)

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※サリサリストア:フィリピン独自の雑貨屋さんで小分けされたお菓子や煙草
などを買うことができる。またこのエリアに限らずほどんどのサリサリストア
は鉄格子で囲われている。もちろん防犯の為。

 

今朝はMAからベッドスペースに向かった。

イメルダ婆ちゃんはいつものように座っていたがボクは軽く挨拶だけしてベッ
ドに入った。廃材とベニヤ板で組まれたベッドはいつもと同じだが、ただ1つ
ボクが使っていた『三又コンセント』が抜かれていることに気がついた。


『なぜ抜かれているのだろう??』

2つの差込口の1つをボクのソレが挿さっていても不便はないはずだ。ましてや
家電のコンセントがささっているワケでもないので待機電力もないはず・・・。

そんなことを考えながら1つの仮説をたてた。

『フィリピンの庶民は節電の為にコンセントを抜くことが多い』

それが習慣として残っているのだ。でも仮説は仮説にすぎずその謎をスグに
解けるほどボクはタガログ語が話せないのであった。謎は1つずつ解いていく
ことになるのだろう。


フィリピンに最初にきてから約2年。実際は日本と行き来をしているのでのべ
1年ほどになる。マニラでシェアハウスを始めた頃は『材料の調達』に苦労
したのを覚えている。

『白いベッドシーツが手に入らない』・・・モールのは高いし安いものは派手
な柄が入っているからだ。カーテンもそう。クローゼットもそう。この国の人
は『どうしてこうも派手な色使いをするのだろう??

結局はミシンを日本から持ち込み、布地から自分たちで作ったりして解決した
のだが、悩ましかったことの1つに『木材が高い』というのがある。

日本にいた頃はホームセンターで売っている安い2×4の木を使って日曜大工
をしたもんだ。当然こっちでも隙間家具など自分たちで作りたい。そう思い
木材を探すがこちらの木材は反っている割に高い。いろんなお店をまわって
比較的安い店を見つけたもののずっと謎だった。

『なんで手作りの家具が安く売っているのだろう??』
(もちろんここでいう家具はお金持ちむけのものではなく庶民のものだ)


いくら人件費が安い国とはいえ、ボクが仕入れている材木の値段から計算する
と採算があわない。そしてその答えが数日前にやっとわかった。

答えはこうだ。

海外から輸入される時に『木材で組まれたパレット(台)』が使われる。業者は
それを海外に持って帰って再利用するのではなく解体して安く売りさばく。

そして家具屋さんはその釘穴がある木材を使ってベッドやらイスやらを作り穴
をパテで埋めて使う。なるほど、ある意味で合理的な方法だ。


ボクはシェアハウスを細々と運営しつつゲストハウス(旅人用の安宿)を開業す
ることを目指している。今はまだ市販の2段ベッドを使っているが、実際に
もっとベッドを置く時には自分たちで作れる方が部屋にあったものが作れる。
もっとも自分たちでというのは大工さんを雇ってという意味なのだが、とにか
く、壁に6つのベッドをまとめて作った場合に2段ベッドを3つ並べるのに
比べて木材が節約でき、しかも余計なスペースがうまれないから出来るだけ
そうしたい。

そのヒントをこのBSで見つけた。フィリピンの庶民の生活を見ることは『い
かに安く抑えるかを学ぶこと』でもある。ないなりにみんなが工夫をしている
のだ。もっとも『工夫』というよりは『我慢』の方が大きいのだろうけど。


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昼寝を終え『やっぱりここで寝るのは大変だ』と再認識してBSを後にする。

こんどは(ベッドにしく)マットを買ってこよう(木のベッドが固い)

『寝ることで体力を奪われる』って何かオカシイ・・・(つづく)
 

ある日のこと。ここはメトロマニラ:ビクータンの下町。

普段ボクが住んでいる『ユナイテッドヒルズビレッジ』は中流以上の家庭が
住む安全な団地。ゲートにはセキュリティーが24時間いて団地の中は深夜に
出歩けるくらい安全性が高い。

大家さんは中流だが、周囲には金持ちの家がチラホラある。大きな門の隙間
から高級外車が見える。家の中庭にはプールがあることも珍しくないらしい。

日本と違いフィリピンでは中流以上の家庭には『メイドさん』がいる。
お金持ちだと複数のメイドと運転手が住み込みで働いているのが普通だ。

こちらでは『使用人』と『雇い主』の立場がクッキリと分かれている。これが
日本であれば『友達や家族のような感覚』で一緒に食事したりもあるだろうが、
フィリピンのお金持ちの家であれば『雇い主家族』は『使用人』は別で食事を
する。キッチンも分かれていることが多い。メイドさんの給料は1日500円位
だったりするので、おそらく金持ちの食事代1食分の方がそれより高い。

メイドさんは『通い』と『住み込み』があり、住み込みのメイドは田舎から
出稼ぎにきた人も少なくないようだ。マニラのメイドの給料は安いが、田舎
だともっと安く仕事を探すのは大変なようだ。給料は安いが衣食住が保証され
ているので田舎に仕送りが出来るらしいが、日本人には想像が難しい生活だ。

そんなお金持ちの家庭で育つと自然と『階級意識を持つ』のも自然な事だろう
と思う。ボクがフィリピンに来た当初は少し驚いたが、こちらのお金持ちは

『貧しい人にとても冷たい(見下している)』

・・・そうボクは感じた。

そんな団地の中でいると団地の外の世界と少し隔離された気分になる。緑は
多く空気もキレイ。『トライシクルのエンジン音』や『鶏の鳴き声』などは
ほとんど聞こえてこない。ゆいいつ煩いのは上空を通る飛行機の音。ここは
空港から約4.5kmの位置にあるから仕方ない。


ボクはそんなビレッジでMAというシェアハウスを始め住んでいる。

当初は何もない倉庫のような家だったが、リフォームをしていき、家具や
家電なども徐々に揃え『日本人が快適に生活できるレベル』に近づいてきた。

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一方で『下町のベッドスペース』はというと・・・。

日中はドアが開けっ放しでお婆ちゃんが座っている。近所の人が入れ替わり
たちかわり遊びにくる。部屋はタイル張りだが廊下は砂地。廃材とベニヤ板で
組まれたベッド。針金で作られたトイレのカギ。便座のフタのないトイレは
タボと呼ばれる小さなバケツに水を溜めて水を流すシステムになっている。

おそらく、このレベルの生活ができれば、ネット等で少し稼げる人なら、ほと
んど働かずにノンビリとした生活が送ることができるだろう。


ボクも含め、この生活はとても日本人にとっては難しいだろうと思う。

が、マニラで生活している『日本人の生活』と『フィリピン人の庶民の生活』
の中間くらいの生活なら、それほど難しくないと思います・・・(つづく)

 


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